不動産地域戦略に明日はない

私は不動産地域戦略に明日はないと考えます。 小さなエリアでの戦い方を 「地域戦略」 と言うそうです。 これは本当の意味での戦略ではなく、ただの地域戦法だと思います。 小さなエリアでの 「小さな戦い」 に戦略という言葉は似合わないのです。 「地域戦略」 は将来の成長を志す不動産会社にとって本当に有効な戦略なのでしょうか? 「地域戦略」 に忠実だった私の経験では、大手不動産流通会社4社の地元への進出で  「地域戦略」 は一度に崩壊してしまいました。「地域戦略」「地域一番店」 などという言葉は不動産フランチャイズ会社や経営コンサルタントの 「教育上の商品」 に過ぎないと痛感しています。 私は 「地域戦略」 という言葉に20年間も騙されて、成長するビジネスチャンスを失いました。 そして、今こそ不動産会社は自己都合による業者本位の地域戦法を考える前に、ネット時代の消費者の為の広域サービスの実現を真剣に考える時に来ていると思います。